マインタワー
マインタワー (MAINTOWER) は、フランクフルト・アム・マイン中心部の超高層ビルである。 200メートル(アンテナ部を含めると240メートル)という高さはフランクフルト市内で4番目となる。地上56階、地下5階建てで2か所の有料展望台を持つ。また53階より上は建築家ベルント・メイが内装を担当したバーやレストランがある。 マインタワーには定員26人のエレベータが3機設置されているが、そのうち2機の速さは秒速7メートル(時速25.2キロメートル)で、ドイツ国内最速となっている。 マインタワーの建設は1996年から1999年にかけて、Hochtief AG や Philipp Holzmann AG などが参加した共同企業体である ARGE MAIN TOWER によって行われた。また、設計はハンブルクの Schweger + Partner が請け負った。低層部は従来のビルの外観を残すようなデザインとなった。建物内には、ヘッセン=テューリンゲン州銀行 (Helaba)、Helaba-Invest、メリルリンチ、アルバレツ・アンド・マーサル、スタンダード&プアーズ、Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP が入ったほか、2006年以降はオーストラリア総領事館やヘッセン州のテレビ・ラジオ局 Hessischen Rundfunk のスタジオも入居している。2001年からは "maintower" という日刊紙を発行しているほか、2005年4月からは毎週土曜日にロトくじの販売を実施している。 屋上には送信アンテナが設置されており、 hr-info や YOU FM をといったラジオ番組を発信している。 マインタワーのエントランスホールでは、ビル・ヴィオラのビデオ・アート "The World of Appearances" と、シュテファン・フーバーの壁面モザイク "Frankfurter Treppe / XX. Jahrhundert" が一般公開されている。 利用状況
電波送信アナログラジオ(超短波)
以前は 103.9MHz では hr3 を、90.4MHz はライン=マイン地域で hr4 を送信しており、いずれも 1kW で水平全方向に放射している。現在では 87.9MHz (0.1kW ND H) で hr2 を、97.6MHz (0.3kW D H) で Deutschlandfunk を送信している。 なお hr1、hr2、hr3、hr4 や民間放送の Hit Radio FFH と AFN Hessen-The Eagle はグローサー・フェルトベルクの中継局から送信されている。 デジタル放送デジタル放送 (DVB-T) はグローサー・フェルトベルク、Europaturm、ヴィースバーデン近くのヴルツェル山から単一周波数ネットワーク (SFN) で送信されている。 関連項目外部リンク |