月刊アルカディア『月刊アルカディア』(COIN OP'ED VIDEOGAME MAGAZINE ARCADIA)は、1999年にエンターブレインから創刊されたアーケードゲーム専門の月刊誌。 概要前身の『ARCADIA』は新声社の倒産により廃刊となった月刊誌『ゲーメスト』の後継誌として、エンターブレインに移籍した『ゲーメスト』の元編集者や、同じく廃刊になった月刊誌『ネオジオフリーク』の元ライターらが製作に参加し、1999年12月に創刊。初代編集長は林久徳元。『ファミ通』に出張コーナーとして記事を掲載しながら、不定期刊行のムックとしてVol.3まで刊行。2000年6月号より月刊誌『月刊アルカディア』として新創刊した。 新雑誌ながら『ゲーメスト』本誌で培われたノウハウを生かして誌面が編集され、『ゲーメスト』の廃刊以降、それに代わる情報誌の創刊を待ち望んでいた多くの読者の支持を獲得した。また、『ゲーメスト』時代と同様、ゲームタイトル別の攻略本やムックなど関連誌の出版も行っている。 誌面は、ジャンル的に縛りのあった『ゲーメスト』時代に比べてマニアックさが減り、かなり一般向けの内容になった。特にリニューアル後は、明確にライトゲーマーや女性ゲーマーを意識した書かれ方になっている。また、『ゲーメスト』時代には消極的だった音楽ゲームやメダルゲーム、プライズゲーム関連の記事も充実しており、特にコナミの『BEMANIシリーズ』に関してはファンページの連載に力を注いでいる。 創刊初期は唯一のアーケード情報誌ということもあり売り上げも好調だったが、次第に販売部数を下げていくこととなる。理由のひとつに、速報性や攻略の量でインターネットに圧され、個人レベルで情報の発信や収集が容易にできるようになったことがある。これはゲーム出版界全体の懸念材料でもある。打開策として2006年2月号(2005年12月発売)より、『ゲーメスト』より引き継いだ右開き・本文縦書きの体裁を左開き・本文横書きに変更、ロゴ変更、一部コーナー刷新など、誌面を全面リニューアルした。のちにDVDがセットになったバージョンも発売された。 2006年秋頃から「『アルカディア』が廃刊、もしくは統合される」という噂がインターネット上を中心に広まった。しかし、2006年12月号の記事で編集長が廃刊について完全に否定している。なお、編集部への直接の問い合わせはごく少なかったとも併記されている。 創刊10年目を迎えた2009年6月号(2009年4月発売)では2度目となるリニューアルが行われ、表紙・誌面デザインが一新、編集長も2代目猿渡雅史から杉田哲朗に交代となった。また、これに伴い、増刊として刊行されていた『闘劇魂』『アルカディアカードゲームコンプリート』は休刊となり、それらの内容は本誌に統合されることとなった。 2013年4月30日発売号以降、月刊から隔月刊に移行。 2015年2月28日発売号をもって定期刊行は終了となり、以降の刊行は不定期となる。 今後の情報配信は『週刊ファミ通』やファミ通.comで行うとしている。 エンターテイメント面同誌は、エンターテイメント面においても『ゲーメスト』時代のコンセプトを受け継いでいる。 主なイラスト投稿コーナー
その他
増刊・別冊(ARCADIA EXTRA)
脚注外部リンク
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