この項目では、アメリカ合衆国の市について説明しています。
ニューヨーク市 (ニューヨークし、英 : New York City )は、アメリカ合衆国 のニューヨーク州 にある都市。1790年 以来、同国最大の都市である[ 3] 。市域人口は800万人を超え、都市圏 人口では定義にもよるが2,000万人以上である[ 4] [ 5] 。2015年 の市内総生産は6,625億ドルであり、全米最大である[ 6] 。ロンドン と共に最高水準の世界都市 [ 7] ・金融センター である[ 8] 。国際連合 の本部 所在地でもあり、世界の政治・経済・文化・ファッション・エンターテインメントなどに多大な影響を及ぼすことから、複数分野における世界の中心としても知られる。漢字の当て字 は紐育市 ・紐約市 などがある[ 注釈 1] 。
ニューヨーク州と区別する際には、日本ではニューヨーク市と呼ぶことが多い一方で、アメリカ国内などではNYC と省略表記されることが多い。
ニューヨーク州の人口の半数近くを抱え、かつ州と同じ名前を冠する市であるが、州都 ではない[ 注釈 2] 。
概要
ニューヨーク中心部
ニューヨーク市は、アメリカ合衆国北東部の大西洋に面し、巨大なニューヨーク港 を持つ。市はブロンクス 、ブルックリン 、マンハッタン 、クイーンズ 、スタテンアイランド という5つの行政区 (バロウ、ボロウ)に分けられる。2010年の国勢調査における市域人口は817万5,133人を数え[ 4] 、陸地面積は790km2 [ 9] [ 10] 、人口密度はアメリカ国内の主要都市の中で2位である[ 11] 。ニューヨーク都市圏 の人口もまた国内最大であり、ハドソン川 対岸のニュージャージー州 ニューアーク やジャージーシティ 、本土側のヨンカーズ やニューロシェル 、およびロングアイランド などを含む都市圏は1,889万7,109人、コネチカット州 のスタンフォード 、ブリッジポート 、ニューヘイブン やニュージャージー州の州都トレントン 、内陸のポキプシーなどを含む広域都市圏は2,208万5,649人(いずれも2010年国勢調査)の人口を抱えている[ 4] 。
アメリカ合衆国の都市の中では公共交通機関 が際立って多く利用されており、多くの交通機関が24時間運行している。また人口密度の高さと、その多様性も著しい。2005年の調査によれば、市内では170近くの言語が話され、人口の36%がアメリカ合衆国の外で生まれた人であった[ 12] [ 13] 。
ニューヨークは「眠らない街」とも呼ばれ[ 14] 、そのほかにも「ビッグ・アップル 」[ 15] 「ゴッサム 」[ 16] といったニックネームがある。
ニューヨークは1624年にオランダ人 の手によって交易場として築かれた町である。この入植地は1664年までニューアムステルダム と呼ばれていたが、同年イギリス人の支配が始まって現在の名称になった[ 17] 。1785年から1790年まではアメリカ合衆国の首都としての役割を担った[ 18] 。
市内には世界的に知られた地区やランドマークが数多くある。自由の女神像 は、19世紀末から20世紀初めにかけて、アメリカへ渡ってきた何百万人もの移民 を出迎えていた。ロウアー・マンハッタン のウォール街 は第二次世界大戦 以来金融の国際的中心地であり、ニューヨーク証券取引所 が置かれている。エンパイア・ステート・ビルディング や1 ワールドトレードセンター など超高層ビル も多く建ち並び、ワールドトレードセンター もそのひとつであった。国際連合本部ビル もあり、国際政治の中心でもある。
またニューヨークではハーレム・ルネサンス 、絵画の抽象表現主義 、ポップアート や、ヒップホップ [ 19] 、パンク・ロック [ 20] 、ロフト・ジャズ 、サルサ 、ディスコ 、ティン・パン・アレー などの音楽ジャンルが生まれた。ブロードウェイ劇場 も有名である。
アメリカの総合不動産サービス会社であるジョーンズ・ラング・ラサール が2017年 に都市ビジネスシンクタンク「The Business of Cities」と共同発表した総合的な世界都市 ランキングにおいて、ロンドン に次ぐ世界2位の都市と評価された[ 21] 。また、2017年 に日本 の森記念財団都市戦略研究所 が発表した「世界の都市総合力ランキング」においても、ロンドンに次ぐ世界2位の都市と評価された[ 22] 。
一方、国勢調査局 と疾病予防管理センター のデータを使って、ハーバード大学 とカナダ のブリティッシュコロンビア大学 が調査をしたところ、ニューヨークは全米でもっとも不幸だと感じる都市とする結果となった[ 23] 。
エコノミスト の兄弟会社で調査業務を行っているエコノミスト・インテリジェンス・ユニット によれば、2016年9月時点で生活費の世界ランキングで第9位と報じられ、ニューヨークの生活費が世界的に見て高いことが報じられている[ 24] 。さらに、ニューヨークは世界でもっともビリオネア(資産が10億ドル以上)が多い街であり[ 25] 、彼らが行う投資活動が世界経済に絶大な影響力を及ぼしている。
歴史
1660年のロウアー・マンハッタン(右が北)。当時、ニュー・アムステルダムの一部であった。
1524年 、フランス 国王の命を受けたイタリア の探検家ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ がこの地域に到達し、ヌーヴェル・アングレーム (Nouvelle Angoulême)と呼んだ[ 26] 。その当時、ここには約5,000人のレナペ 族インディアン が住んでいた[ 27] 。
ヨーロッパ人の入植は、オランダ人 が1614年 にマンハッタンの南端に毛皮貿易 のために建てた植民地が始まりであり、これが後に「ニューアムステルダム 」と呼ばれるようになった。オランダ 植民地の総裁ピーター・ミヌイット が、1626年 、レナペ族 (デラウェア族)からマンハッタン島を60ギルダー (2006年 現在の換算で1,000ドル 程度)分の物品と交換した[ 28] 。現在では否定されているが、マンハッタンの代価は24ドル相当のガラスのビーズであったという伝説もある[ 29] 。インディアンには「土地を売る」という文化がそもそもなかったため、この取引を彼らが理解していたかどうかは疑わしい。以後、ボタンをかけ違えたまま、レナペ族や周辺部族と入植者は何度も領土をめぐって戦いが繰り返されているのである。
1664年 、イギリス 人が町を征服し、イングランド 王ジェームズ2世 (ヨーク・アルバニー公)の名を取って「ニューヨーク」と名付けた[ 30] 。第二次英蘭戦争 の末、オランダは、北アメリカでイギリスによるニューアムステルダム(ニューヨーク)の支配を認める代わりに、南米のスリナム とインドネシア・バンダ諸島 のラン島 (当時は香辛料貿易 の中心地で、毛皮貿易 のニューヨークより価値のある土地であった)の支配を得た。1700年 までに、レナペ族の人口は200人まで減少していた[ 31] 。
ニューヨークはイギリス帝国 の支配の下で貿易港としての重要性を増していった。1735年 にはジョン・ピーター・ゼンガー 事件の裁判が行われ、北アメリカにおける報道の自由 の確立へとつながっていった。1754年 の国王ジョージ2世 の勅許によって、ロウアー・マンハッタンに王立大学としてコロンビア大学 が設立された[ 32] 。1765年10月には印紙法会議 がニューヨークで開かれた。
ニューヨークでは独立戦争 の間、大きな戦闘が繰り返し行われた。1776年 にアッパー・マンハッタン で行われたワシントン砦の戦い でアメリカ軍が大敗したあと、街はイギリス軍の北アメリカ における軍事的・政治的拠点となり、戦争が終わる1783年 までイギリス軍の占領は続いた。終戦後まもなく連合会議 の会期がここで行われ、ニューヨーク市はアメリカ合衆国の首都 となった。ここで憲法 が批准され、初代大統領 ジョージ・ワシントン が1789年 に就任式を迎えた。第1回連邦議会 の初めての会期が開かれ、権利章典 が起草された。これらの舞台となったのは、ウォール街のフェデラル・ホール であった[ 33] 。1790年 には、ニューヨークはフィラデルフィア を抜いてアメリカ合衆国最大の都市へと成長していた。
19世紀 、ニューヨークは移民と開発によって大きく変貌した。1811年委員会計画 によって、マンハッタン全域が格子状の通りで覆われた。1819年 にエリー運河 が開通し、大西洋 の港と北アメリカ内陸部の広大な農業市場とを結んだ[ 34] 。この地域の政治を牛耳ったのは、アイルランド系移民に支えられた政治的マシーン であるタマニー・ホール であった[ 35] 。公共精神あふれる商人階級の陳情によって、セントラル・パーク の建設が始まり、1857年 にアメリカの都市の中で最初の景観設計された公園となった。マンハッタンやブルックリンには、大勢の自由黒人もいた。ニューヨークでは1827年 まで奴隷制が維持されていたが、1830年代 、ニューヨークは北部における奴隷制廃止運動の中心地となった。1840年 の時点で、ニューヨークの黒人人口は1万6,000人を超えていた[ 36] 。1860年までにアイルランド系の人口は20万人を超え、市の人口の4分の1を占めていた[ 37] 。
マンハッタンのロウアー・イースト・サイド、マルベリー・ストリート(1900年ごろ)
南北戦争 (1861年 - 1865年)の時の徴兵制に対する不満から、1863年 にニューヨーク徴兵暴動 が発生した。これはアメリカ史の中で最悪の暴動のひとつとなった[ 38] 。1898年 、ブルックリン(当時独立市 であった)と、ニューヨーク郡(ブロンクスの一部を含んでいた)、リッチモンド郡、そしてクイーンズ郡西部が合併して、現在のニューヨーク市が形成された[ 39] 。1904年 にはニューヨーク市地下鉄 が開通し、新しい市の統合に役立った。20世紀 後半、ニューヨーク市は世界の産業、商業、情報の中心地となった。しかし、その陰では犠牲もあった。1904年、蒸気船ジェネラル・スローカム 号がイースト・リバー で火災に遭い、乗っていた1,031人が死亡した。1911年 に起きたトライアングル・シャツウェイスト工場 の火事は、ニューヨーク市で最悪の産業災害で、146人の衣類製造工場労働者が死亡し、国際女性衣類労働組合の成長を促すと共に工場の安全基準の大幅な改善につながった[ 40] 。
ロックフェラー・センター から見たミッドタウン (1932年)
1920年代 、ニューヨーク市はアフリカ系アメリカ人の大移動 で南部 から来たアフリカ系アメリカ人 にとっての主要な行き先となった。1916年までに、ニューヨーク市に住むアフリカ系都市移住者は北アメリカで最多となった。禁酒法 時代にはハーレム・ルネサンス が栄え、それと同じころ急激な経済成長にともない超高層ビル が競うように建てられ、街の風景は大きく変わった。1920年代初頭にニューヨーク市はロンドン を抜いて、世界で最大の人口を擁する都市となった。またニューヨーク都市圏の人口は、1930年 初頭に1,000万人を超え、人類史上最初のメガシティ となった[ 41] 。世界恐慌 の時代には、改革派のフィオレロ・ラガーディア (Fiorello LaGuardia)が市長に選出され、市政を牛耳ってきた利権団体タマニー・ホール は80年に及ぶ政治的支配を失った[ 42] 。
第二次世界大戦 からの兵士の復員によって戦後経済の勃興が始まり、クイーンズ東部で広大な住宅地域の開発が進んだ。ニューヨークは戦争の傷跡を見せずに、世界の一流都市へと成長した。ウォール街 はアメリカを世界経済の覇者へと押し上げ、国際連合本部ビル (1950年 完成)の設置はニューヨークの政治的影響力を知らしめた。ニューヨークで生まれた抽象表現主義 は、この街をパリ に代わる世界の芸術 の中心地へと変えた[ 43] 。
9.11テロの前のロウアー・マンハッタン(2001年8月)
1960年代 のニューヨークは経済的停滞・犯罪率の上昇・人種間対立の高まりに苦しみ、1970年代 にピークを迎えた。1980年代 は、金融業 の盛り返しによって市の財政は改善を見せた。1990年代 までに人種間対立も緩和し、犯罪率は劇的に下落した。そしてアジア とラテンアメリカ からの新しい移民の波が訪れた。シリコンバレーのような新しい産業部門も興り、ニューヨークの人口は2000年 の国勢調査 で史上最高に達した。
ニューヨークは2001年 9月11日 の同時多発テロ の現場のひとつとなり、ワールド・トレード・センター の崩壊で、3,000人近くの人が命を落とした[ 44] 。跡地には2014年に開業した1 ワールドトレードセンター (旧称フリーダム・タワー)を含む新たな高層ビルが慰霊の広場やテロに関する記念館を囲む形で建設されている。現在も工事は続いており、再開発の完了は2028年頃を予定している。 [要出典 ]
自然
地勢
Hamilton Park から望むマンハッタン島
ニューヨーク都市圏の中心部を写した衛星写真。ここに写った地域に1,000万人以上が暮らす。
ニューヨーク市は北東部 にあるニューヨーク州 の南東部に位置し、ワシントンD.C. とボストン (マサチューセッツ州 )のおよそ中間にある[ 45] 。緯度経度は北緯40度46分 西経73度54分 / 北緯40.767度 西経73.900度 / 40.767; -73.900 で、緯度は日本の青森市 とほぼ同じ。ハドソン川 の河口に当たる。ハドソン川は、天然の港に流れ込み、さらに大西洋 へつながっており、街の交易都市 としての発展に貢献してきた。ニューヨーク市の大部分はマンハッタン ・スタテンアイランド ・ロングアイランド という3つの島の上にある為陸地面積が狭く、人口密度が高い原因となっている。
ハドソン川はハドソン渓谷[ 46] を通ってニューヨーク湾 に流れ込み、河口はニューヨーク市とトロイ市 の間の三角江 となっている[ 47] 。またハドソン川によってニュージャージー州 とニューヨーク市が隔てられている。イースト川 (実際には海峡)はロングアイランド湾 から流れ、ブロンクスおよびマンハッタンと、ロングアイランドとを隔てている。ハーレム川 (実際にはイースト川とハドソン川をつなぐ海峡)は本土の一部であるブロンクスと、マンハッタンとを隔てている。
市の地形にはかなり人の手が加わっている。オランダ植民地時代から、川岸に沿って大規模な埋め立て が進められたためである。埋め立てがもっとも進んだのはロウアー・マンハッタン であり、1970年代から1980年代にかけてバッテリー・パーク・シティ の開発が行われた[ 48] 。自然の地勢は、特にマンハッタンにおいては平坦にならされた[ 49] 。マンハッタンはもとは丘の多い地形で、非常にしっかりとした岩盤(マンハッタン片岩 )が地下にあるため、超高層ビルの建設に適した地形である。
市の総面積は1,214km2 、うち水面面積は425km2 、陸地面積は789km2 である[ 9] [ 10] 。標高がもっとも高いのはスタテンアイランドのTodt Hillの124.9メートルであり、これはメイン州 以南の東海岸 の中で最高地点である[ 50] 。その頂上付近は、スタテンアイランド緑地帯 (英語 : Staten Island Greenbelt ) の一部をなし、ほとんど森林に覆われている[ 51] 。
気候
ケッペンの気候区分 によれば、ニューヨーク市の気候は温暖湿潤気候 (Cfa)である。日照のある日(晴れまたは一時曇り)は年平均234日ある[ 52] 。0℃等温線を基準とすると、温帯湿潤気候に含まれる大都市としては、北アメリカの中では最北に位置する。また、アリソフの気候区分 によれば、ニューヨーク市は4.の亜熱帯と5.の中緯度気団帯のちょうど境界線上に位置する。
夏期は一般に高温・湿潤で、平均最高気温は26度から29度、平均最低気温は17度から21度である。32度を超える日は年平均19日ある。冬は寒く、陸から海へ吹く卓越風 により、大西洋の影響は限定されているが、それでも大西洋の存在により内陸北アメリカの同緯度の都市(シカゴ 、ピッツバーグ 、シンシナティ など)に比べれば温暖になっている。もっとも冷え込む1月の平均気温は0度であり、零下になる日は年平均75日、また零下15℃を下回る日は年平均1日ある。春と秋の気候は変わりやすく、肌寒い日から暑い日まであるが、おおむね湿度は低く、快適である[ 52] 。
年平均降水量は1,180ミリメートルで、季節による降水量のばらつきは少ない。年平均積雪量(積雪の深さ累計)は71センチであり[ 52] 、それほど多くはないが、年によってはノーイースター と呼ばれる爆弾低気圧により積雪50センチを超えるような大雪となることもある。ハリケーンや熱帯低気圧は少ないが、全く無い訳ではない。
ニューヨークの気象観測露場は緑豊かなセントラルパーク 内のベルヴェディア・キャッスル 付近に置かれており、ヒートアイランド の影響は比較的少ない。
ニューヨーク市 (セントラルパーク), 1981-2010の気候
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年
最高気温記録 °C (°F )
22 (72)
24 (75)
30 (86)
36 (97)
37 (99)
38 (100)
41 (106)
40 (104)
39 (102)
34 (93)
29 (84)
24 (75)
41 (106)
平均最高気温 °C (°F )
3.9 (39)
5.8 (42.4)
10.3 (50.5)
16.7 (62.1)
22.0 (71.6)
26.7 (80.1)
29.4 (84.9)
28.6 (83.5)
24.4 (75.9)
18.1 (64.6)
12.6 (54.7)
6.6 (43.9)
17.09 (62.77)
日平均気温 °C (°F )
1.0 (33.8)
2.0 (35.6)
5.9 (42.6)
11.6 (52.9)
17.1 (62.8)
22.4 (72.3)
25.3 (77.5)
24.8 (76.6)
20.8 (69.4)
14.7 (58.5)
9.2 (48.6)
3.7 (38.7)
13.21 (55.78)
平均最低気温 °C (°F )
−2.8 (26.9)
−1.7 (28.9)
1.8 (35.2)
7.1 (44.8)
12.2 (54.0)
17.6 (63.6)
20.5 (68.9)
19.9 (67.9)
16 (60.8)
10 (50.0)
5.3 (41.6)
0 (32.0)
8.82 (47.88)
最低気温記録 °C (°F )
−21 (−6)
−26 (−15)
−15 (5)
−11 (12)
0 (32)
7 (44)
11 (52)
10 (50)
4 (39)
−2 (28)
−11 (12)
−25 (−13)
−26 (−15)
降水量 mm (inch)
92.7 (3.65)
78.5 (3.09)
110.7 (4.36)
114 (4.49)
106.4 (4.19)
112 (4.41)
116.8 (4.60)
112.8 (4.44)
108.7 (4.28)
111.8 (4.40)
102.1 (4.02)
101.6 (4.00)
1,268.1 (49.93)
降雪量 cm (inch)
20.3 (8.0)
23.9 (9.4)
9.4 (3.7)
1.5 (.6)
0 (0)
0 (0)
0 (0)
0 (0)
0 (0)
0 (0)
0.8 (0.3)
12.2 (4.8)
68.1 (26.8)
平均降水日数 (≥0.01 in)
10.4
9.2
10.9
11.5
11.1
11.2
10.4
9.5
8.7
8.9
9.6
10.6
122
平均降雪日数 (≥0.1 in)
4.1
2.9
1.8
.3
0
0
0
0
0
0
0.2
2.3
11.6
平均月間日照時間
162.7
163.1
212.5
225.6
256.6
257.3
268.2
268.2
219.3
211.2
151.0
139.0
2,534.7
出典:NOAA [ 53] [ 54]
環境
ニューヨーク市での公共交通機関 の利用率は国内最高であり、ガソリン 消費は1920年代の全国平均と同じレベルである[ 55] 。公共交通機関の利用によって、2006年において66億リットルの石油が節約されており、ニューヨークの節約量は全国の公共交通機関による節約量の半分を占める[ 56] 。人口密度の高さ、自動車利用率の低さ、公共交通機関の利用率の高さにより、ニューヨークはアメリカの中でもっともエネルギー効率の高い都市のひとつとなっている[ 57] 。温室効果ガス の排出量は、全国平均が1人当たり24.5トン であるのに対し、ニューヨーク市は1人当たり7.1トンである[ 58] 。ニューヨーク市民全体では、国の人口の2.7%を占める一方で、国全体の温室効果ガス排出量に占める割合は1%である[ 58] 。ニューヨーク市民の平均電気消費量は、サンフランシスコ 市民の半分以下、テキサス州 ダラス 市民の4分の1近くである[ 59] 。
近年、ニューヨーク市は環境への負荷を減らすことに重点を置いている。環境汚染のため、市民の間ではぜんそく その他の呼吸器系の疾患の発生率が高くなっている[ 60] 。市政府 は、市の事務所および公共施設においてもっともエネルギー効率の高い設備を購入することが義務づけられている[ 61] 。また、クリーンなディーゼル=ハイブリッド車 や圧縮天然ガス車 の数は国内で最大であり、国内初のハイブリッドのタクシー も走っている[ 62] 。ニューヨーク市は、アメリカ合衆国環境保護庁 に対して温室効果ガスを汚染物質として規制するよう命じた連邦最高裁判所 のマサチューセッツ州対合衆国環境保護庁事件において、申立人の一員となっていた。また、ニューヨーク市は、エネルギー効率の高い緑の建築 の分野でも、ハースト・タワー の建築に見られるように、先進的な立場に立っている[ 63] 。
ニューヨーク市の飲料水は、キャッツキル山地 の集水域からキャッツキルアケダクト などのトンネルを経て供給されている[ 64] 。集水域の清浄さと、天然の水濾過により、水処理 プラントによる飲み水の浄化を必要とせず、そのような都市はニューヨーク市を含めアメリカ国内に4つしかない[ 65] 。
街並み
エンパイア・ステート・ビルディング からのミッドタウン の夜景
建築
エンパイア・ステート・ビルディング はニューヨークの象徴の一つであり、かつては世界一高いビルであった。
ニューヨークの伝統的な高置水槽
ニューヨークの建築を何よりも特徴づけるのが、超高層ビル である。超高層ビルの出現と広がりによって、ニューヨークはヨーロッパ的な低層建築の街から、建物のそそり立つビジネス街へと変貌した。2008年8月現在、ニューヨークには高層ビルが5,538棟あり[ 66] 、200メートルを超える高層ビルで、完成済みのものは50棟ある。この数はアメリカ国内で1位であり、世界では香港 に次いで2位である[ 67] 。
ブルックリン、ベッドフォード・スタイベサント地区 のロウハウス(長屋建住宅)
ニューヨークには、さまざまな様式の、建築的に優れた建物が多数存在する。1913年に建てられたウールワースビル は、初期のゴシック・リヴァイヴァル建築 による高層ビルであり、大ぶりに設計されたゴシック様式の装飾は、200メートル近く下の路上からも読み取ることができる。1916年のゾーニング条例により、街路に日光が届くよう、新しく建てられる建物にはセットバック が必要とされ、敷地面積に対する高さの比率が制限された[ 68] 。1930年のクライスラー・ビルディング は、アール・デコ 調のデザインで、上部が上に向かって細くなっており、スチール製の尖塔が立っているが、ゾーニング条例の要件を反映したものである。61階目の角にある鷲の頭のレプリカや、尖塔の下にあるV字型の照明など見事な装飾から、多くの歴史家や建築家から、ニューヨークのもっとも優れた建築であると評価されている[ 69] 。アメリカにおけるインターナショナル・スタイル 建築の例として、大きな影響を与えたのが、1957年のシーグラム・ビルディング であり、前面には建物の構造を表すブロンズ材のIビーム(I字梁)が外部から見えるようになっている。2000年の4 タイムズスクエア は、アメリカの超高層ビルの中ではグリーン・デザイン の重要な一例である[ 63] 。
都心の建物が高層化するにつれ、水圧を確保するために屋上に貯水槽 (高置水槽)を設置するようになった。現代でも耐久性、難腐敗性に優れたヒマラヤスギ で作られた伝統的な高置水槽を載せた給水塔 が1万基以上設置されている[ 70] 。
ニューヨークの大規模住宅地は、エレガントな褐色砂岩のテラスハウス 、タウンハウス 、そして1870年から1930年にかけての急開発期に建てられた粗末な集合住宅 と境界が分けられることが多い[ 71] 。1835年のニューヨーク大火後、木造建築の建設が制限されるようになってからは、おもに石とレンガが建築材として選ばれるようになった[ 72] 。何世紀にもわたって町自身の石灰岩の地盤から建築材を得ていたパリとは異なり、ニューヨークは常に広範囲の採石場から建築材を運び入れており、その石造建造物は多様な石理や色相を示している[ 73] 。市の建造物の多くに見られる特徴は、屋根の上に木造の給水塔 があることである。1800年代のニューヨークでは、6階より高い建物には給水塔を設置しなければ、低い階で過度に高い水圧をかける必要があり、その場合には市の水道管に破裂の危険性があったのである[ 74] 。1920年代には、中心部から離れた地域で田園都市 が盛んになった。地下鉄の伸張によりアクセスが容易になったクイーンズ区のジャクソン・ハイツもそのひとつである[ 75] 。
公園
セントラル・パーク は、アメリカ合衆国の中でもっとも来訪者の多い都市公園である[ 76]
ニューヨーク市には、110km2 以上の市営の公園と、23キロの公共の砂浜がある[ 77] [ 78] 。これに加えて、国立公園 の一部で市域内に入っている、何km2 にも及ぶゲートウェイ・ナショナル・リクリエーション・エリア がある。ジャマイカ湾野生生物保護区は、国立公園の中で唯一の野生生物保護区であるが、36km2 以上の湿地島と水域からなり、ジャマイカ湾 のほとんどを占めている。
マンハッタンのセントラル・パーク は、フレデリック・ロー・オルムステッド とカルヴァート・ヴォークス によって設計され、毎年3,000万人が訪れ、アメリカでもっとも来訪者の多い都市公園である。セントラル・パークの大部分は天然のものに見えるが、実は、ほとんどすべて造園されたものである。天然に見えるいくつかの湖 ・池 、長大なウォーキング・コース、乗馬道、2つのアイススケート ・リンク(うちひとつは7月、8月はスイミング・プールとなる)、セントラル・パーク温室園、野生生物保護区、広大な自然林、43ヘクタールに及び37億リットルの水を貯めている貯水池とそれを取り囲むランニング・トラック、デラコート・シアターと呼ばれ「シェークスピア・イン・ザ・パーク」夏の祭典が行われる野外劇場がある。屋内施設には、ベルベディア・キャッスルと自然センター、スエディッシュ・コテージ・マリオネット・シアター、歴史のあるメリーゴーラウンドがある。そのほか、大小多数の草地があり、その一部はスポーツで使われたり、静穏区域として区画されたりしており、囲いつきの子どもの遊び場もいくつもある。
セントラル・パークには固有の野生生物がおり、特に春・秋には渡り鳥 のオアシスとなっている。バード・ウォッチャーたちも多く集まっており、常時200種の鳥が見られる。公園内の10キロにわたる道路は、特に自動車の通行が禁止される週末と午後7時以降、ジョギング 、自転車 、インライン・スケートなどに使われている。
ブルックリンのプロスペクト・パーク も、オルムステッドとヴォークスによって設計されたものである。36万m2 の草地が広がる[ 79] 。クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・コロナ・パーク は市で3番目に大きい公園で、1939年の万国博覧会 および1964年の万国博覧会 の会場となっており、またフォレストパーク もある。ブロンクスの5分の1以上、28km2 は公共スペースと公園に当てられており、ヴァン・コートランド・パーク、ペルハム・ベイ・パーク、ブロンクス動物園 、ニューヨーク植物園 がある[ 80] 。
マンハッタンにはセントラル・パークおよび複数の小規模の緑化地区・公園があるが、商業エリアの再開発などで公共用途の土地確保が困難な地区である。最近の例では、かつての高架鉄道(すなわち、空中にある構築物)の跡地を緑化し公園として整備したハイライン [ 81] など、地表面の土地を利用しない公園整備の事例がある。
行政区
ニューヨーク市の行政区要覧
領域
人口
面積
行政区
郡
(2010年4月1日国勢調査 )
mi²
km²
1. マンハッタン
ニューヨーク
1,626,159
23
59
2. ブルックリン
キングズ
2,592,149
71
183
3. クイーンズ
クイーンズ
2,296,175
109
283
4. ブロンクス
ブロンクス
1,418,733
42
109
5. スタテンアイランド
リッチモンド
472,621
58
151
ニューヨーク市
8,405,830
303
786
19,651,127
47,214
122,284
出典: アメリカ合衆国国勢調査局 [ 82] [ 83]
ニューヨーク市は、5つの行政区 (borough)からなるが、アメリカでは珍しい政治形態である。各行政区は、ニューヨーク州 の各郡 (カウンティ)の領域と一致する。そして、各行政区には、何百もの地区(ネイバーフッド)があり、それぞれ独自の歴史や地域色を持つ。
もし各行政区が独立都市であったとすれば、うち4つ(ブルックリン、クイーンズ、マンハッタン、ブロンクス)はアメリカ国内でもっとも人口の多い都市10位以内に入ることになる。
マンハッタン区 (ニューヨーク郡、人口1,585,873人)[ 4]
マンハッタンはもっとも人口密度の高い行政区であり、市の多くの超高層ビルが建ち並ぶとともに、セントラル・パーク もここにある。市の経済の中心地であり、多くの大企業、国際連合 、多くの高名な大学、また多数の博物館、ブロードウェイ 劇場街、グリニッジ・ヴィレッジ 、マディソン・スクエア・ガーデン など数々の文化施設がある。マンハッタンは、大まかにロウアー・マンハッタン 、ミッドタウン 、アッパー・マンハッタン に分かれる。そのうちアッパー・マンハッタンは、セントラル・パークを境にアッパー・イースト・サイド とアッパー・ウェスト・サイド に分かれ、セントラル・パークの北はハーレム である。マンハッタンへの主要空路のひとつであるニュージャージー州 ニューアーク のニューアーク・リバティー国際空港 からは、鉄道・バス・タクシーなどでアクセス可能であり、特に鉄道によるアクセスは、ニューヨーク・ペンシルベニア駅 が7番街にありマンハッタン側の始終点である。
ブルックリン区 (キングス郡、人口2,504,700人)[ 4]
ブルックリンは、もっとも人口の多い区である。1898年 までは独立した市だった。文化的、社会的、民族的な多様性、独自の芸術活動、個性ある町々(ネイバーフッド)、ユニークな建築の伝統などで知られる。またマンハッタン以外では、はっきりしたダウンタウン地区を持つ唯一の行政区である。長い海岸線と、コニーアイランド を有し、ここでは1870年代にアメリカ国内でも先駆けて遊園地として造成された[ 84] 。
クイーンズ区 (クイーンズ郡、人口2,230,722人)[ 4]
クイーンズは、最大の面積を持つ区であり、アメリカでもっとも多様な民族が住む地域である[ 85] 。近年の成長により、人口がブルックリンを追い越す可能性もある。古くは、オランダ人によって建設された小さな町や村の集まりであったが、今日では大部分に住宅が広がる中産階級の地域となっている。アフリカ系アメリカ人 の年収の中央値 (メディアン)は約5万2,000ドルであり、白人よりも高いが、そのような地域はアメリカ国内の大きな郡としてはここだけである[ 86] 。ニューヨーク・メッツ の本拠地であるシティ・フィールド があるほか、毎年、テニスの全米オープン が行われる。また、ニューヨーク都市圏の3大空港のうち2つ、ラガーディア空港 とジョン・F・ケネディ国際空港 がある。北西部のアストリア 、ロングアイランドシティは近年マンハッタンからの移住者が多い。アーティスト、ミュージシャンも多数。PS1, Isamu Noguchi Museum, Kafman Studioなど芸術の色が強い。
ブロンクス区 (ブロンクス郡、人口1,385,108人)[ 4]
ブロンクスは、ニューヨーク市最北部の行政区であり、ニューヨーク・ヤンキース の本拠地ヤンキー・スタジアム があり、アメリカ最大のコーポラティブハウス であるコープ・シティー がある[ 87] 。マンハッタンのマーブルヒルと呼ばれるごく一部の地域を除けば、ブロンクスは、ニューヨーク市の中でアメリカ本土とつながっている唯一の地域である。ブロンクス動物園 は、都市圏の動物園としてはアメリカ国内最大であり、広さは1.07km2 に及び、6,000頭以上の動物がいる[ 88] 。ラップ やヒップホップ 文化誕生の地でもある[ 19] 。
スタテンアイランド区 (リッチモンド郡、人口468,730人)[ 4]
日本語では「スタテン島」と表記されることもある。5つの行政区の中でもっとも郊外に位置する。ブルックリンとはヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ でつながっており、マンハッタンとは無料のスタテンアイランド・フェリーで結ばれている。スタテンアイランド・フェリーは、自由の女神像 、エリス島 、そしてロウアー・マンハッタンの最高の眺めを楽しむことができるため、観光客には非常に人気がある。スタテンアイランドの中央部には25km2 のグリーンベルトがあり、約56kmのウォーキング・トレイルが設けられており、市内最後の天然林の一つがここにある。グリーンベルトは、1984年、島の自然を保護するために指定され、7つの公園からなる。サウス・ビーチ沿いのFDR遊歩道は長さが4キロあり、世界で第4位である。
文化
世界最大級の博物館のひとつである「メトロポリタン美術館 」
作家トム・ウルフ はニューヨークについて、「文化が空気の中にあるようだ。天気の一部のように」と述べている[ 89] 。アメリカにおける数々の文化的ムーブメントはこの街で始まった。ハーレム・ルネサンス は、アフリカ系アメリカ人文学の規準を作った。
1940年代にはジャズ の、1950年代には抽象表現主義 の中心地となり、1970年代にはヒップホップ を生んだ。パンク やハードコア・パンク の動きは1970年代から1980年代にかけて大きな影響力を持ち、ユダヤ系アメリカ人文化も長い間栄え、ニューヨーク知識人 が生まれた。近年、ニューヨークから出てきたインディー・ロック のバンドとしては、ザ・ストロークス 、インターポール 、ザ・ブレーバリー、シザー・シスターズ 、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ などがある。
舞台
アメリカ最大の舞台芸術複合施設である「リンカーン・センター 」
リンカーン・センター は、アメリカ合衆国で最大の舞台芸術センターであり、ジャズ・アット・リンカーン・センター 、メトロポリタン歌劇場 、ニューヨーク・シティ・オペラ (2013年 10月1日、連邦倒産法 適用申請発表)[ 90] 、ニューヨーク・フィルハーモニック 、ニューヨーク・シティ・バレエ団 、ビビアン・ボーモント劇場、ジュリアード音学院 、アリス・タリー・ホールなどがその中に置かれている。
「セントラル・パーク・サマーステージ」では、セントラル・パーク で舞台や音楽の上演が無料で行われるほか、夏の間、5つの行政区すべてで、1,200ものコンサート、ダンス、劇場イベントが無料で行われる[ 91] 。
映画
アメリカ映画産業の中でも、ニューヨークは重要な役割を果たしている。初期のアバンギャルド 映画である「マンハッタ 」(1920年)は、ニューヨークで撮影された[ 92] 。任天堂のマリオはこの街に住んでいた人物がモデルである。今日、ニューヨークはアメリカ合衆国の映画産業にとって規模第2の中心地である。2,000を超える芸術・文化団体や、500を超える大小のアート・ギャラリーがある[ 93] 。
市政府 の芸術に対する支出は、アメリカ政府の国家芸術基金の予算よりも多い[ 93] 。19世紀の富裕な実業家によって、カーネギー・ホール やメトロポリタン美術館 といった重要な文化施設のネットワークが築かれた。電灯の出現により、手の込んだ劇場作品が生まれ、1880年代にはブロードウェイ や42番ストリート沿いの劇場で「ブロードウェイ・ミュージカル 」として知られることになる新しいステージが上演されるようになった。近年は、従来のミュージカルの範疇を超えたパフォーマンスアート、無言劇など、より実験的な舞台を小規模な劇場で公演するオフ・ブロードウェイ が出現している。
移民の影響を強く受け、ハリガン・アンド・ハート、ジョージ・M・コーハンらの作品は、希望や野心といったテーマを多く取り入れた物語の歌を用いた。これらの作品は、現在、ニューヨークの演劇界の主力となっている。ニューヨークの39の大劇場(座席数が500超)を、タイムズスクエア 劇場地区を通る大通りであるブロードウェイから取って、併せて「ブロードウェイ」と呼ぶ[ 94] 。また、「メイン・ステム」「グレート・ホワイト・ウェイ」「リアルト」と呼ばれることもある。
観光
タイムズスクエア は「世界の十字路」との異名をとる[ 95]
ニューヨークには、毎年4,700万人の外国人・アメリカ人が訪れ、観光の重要性は高い[ 96] 。有名な観光名所としては、エンパイア・ステート・ビルディング 、ウォルドルフ=アストリア 、エリス島 、ブロードウェイ劇場 、メトロポリタン美術館 を始めとする博物館・美術館などがある。
その他にもセントラル・パーク 、ワシントン・スクエア・パーク 、ロックフェラー・センター 、タイムズスクエア 、リトル・イタリー 、チャイナタウン 、ブルックリン橋 、ブロンクス動物園 、コニーアイランド 、フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク 、ニューヨーク植物園 、サークルライン の船 でマンハッタン島一周、また5番街 やマディソン・アベニュー でのリッチな買い物、さらにグリニッジ・ヴィレッジ でのハロウィーン・パレード、メイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード 、セントパトリックス・デー ・パレード、冬季のセントラル・パークでのアイス・スケート などの季節のイベント、トライベッカ映画祭 、セントラル・パーク・サマーステージでの無料公演といったイベントなど、観光客を引きつけるものは数多い。
自由の女神像 は、有名な観光スポットであると同時に、アメリカ合衆国でもっとも知られた像の一つである[ 97] 。ジャクソン・ハイツ(クイーンズ区)、フラッシング(クイーンズ区)、ブライトン・ビーチなど、民族の集住地区には、東海岸の広い範囲から1世・2世の移民が買い物に訪れる。2012年9月27日、マイケル・ブルームバーグ 市長によりスタテン・アイランド北岸に、自由の女神像、ニューヨーク港、ロウアー・マンハッタンの地平線を一望できる世界一高い観覧車 ニューヨーク・ホイールの建設が発表された[ 98] [ 99] 。2010年、ニューヨーク市には4,900万人の観光客が訪れ[ 100] [ 101] 、2011年には5,000万人を記録した[ 102] [ 103] 。
食文化
ニューヨークの食文化は、移民の影響を受けていることと、人の数もきわめて多いことから、非常に多様である。東欧とイタリアの移民の手によって有名になったのが、ベーグル 、チーズケーキ 、ニューヨーク風ピッツァ である。市によって許可を受けた移動式食料品売りが約4,000店あり、その多くが移民の経営である。
その中から現代ニューヨークにおけるストリート・フードの名脇役へとのし上がったのが中東料理である(主役は今でもホットドッグ やプレッツェル である)[ 104] 。また、市内にはアメリカ国内でも屈指の高級料理店が並ぶ[ 105] 。世界の国々の料理も充実しており、イタリア料理 、フランス料理 、スペイン料理 、ドイツ料理 、ロシア料理 、イギリス料理 、ギリシア料理 、モロッコ料理 、中華料理 、インド料理 、朝鮮料理 、日本料理 、そしてアメリカ料理 とさまざまである。
メディア
ニューヨーク都市交通局 (MTA)の発達した交通網は、新聞の読者数を押し上げている[ 106]
ニューヨークは、世界のテレビ、広告、音楽、新聞、書籍産業にとっての中心地であるとともに、北アメリカの中で最大のメディア市場でもある(ロサンゼルス 、シカゴ 、トロント がそれに続く)[ 107] 。ニューヨークの複合メディア企業として、タイム・ワーナー 、ニューズ・コープ 、ハースト・コーポレーション 、バイアコム などがある。世界の10大広告代理店 ネットワークのうち7つがニューヨークに本社を置いている[ 108] 。また、音楽業界で「ビッグ・フォー」とされる4レコード・レーベルのうち3つはロサンゼルスとともにニューヨークに本拠を置いている。
アメリカの自主映画 の3分の1がニューヨークで制作されている[ 109] 。200を超える新聞と、350を超える消費者雑誌(業界誌以外の雑誌)が市内にオフィスを持っている[ 109] 。市の出版業界は約2万,5000人を雇用している[ 110] 。
アメリカの全国的な3大日刊紙のうち、ウォールストリート・ジャーナル とニューヨーク・タイムズ がニューヨークの新聞である。市のおもなタブロイド紙としては、デイリーニューズ や、アレクサンダー・ハミルトン によって1801年に創業されたニューヨーク・ポスト がある。その他にも各民族集団向けの出版物もさかんであり、40以上の言語で270の新聞・雑誌が発行されている[ 111] 。エル・ディアリオ・ラ・プレンサ(El Diario La Prensa )紙は、ニューヨーク最大の、そしてアメリカ国内最古のスペイン語日刊紙である[ 112] 。ニューヨーク・アムステルダム・ニューズ紙は、ハーレムで刊行される、アフリカ系アメリカ人の主要紙である。ヴィレッジ・ヴォイス 紙は、規模最大のオルタナティブ紙 である。
NBCスタジオ のあるロックフェラー・センター
テレビ産業はニューヨークで発展を遂げ、今や市経済の中で大きな雇用の担い手となっている。4大アメリカ放送ネットワークであるABC 、CBS 、FOX 、NBC は、いずれもニューヨークに本部を置いている。地域テレビ局としてNY1 があり、地域密着型の番組・報道を特徴としている。MTV 、FOXニュース 、HBO 、コメディ・セントラル など、多数のケーブルテレビチャンネルも市に拠点を置いている。2005年、ニューヨーク市で収録されたテレビ・ショーは100を超えた[ 113] 。
また、ニューヨークは非商業メディアにとっても一大中心地である。アメリカ合衆国でもっとも歴史あるパブリック・アクセス・テレビ のチャンネルは、1971年 設立のマンハッタン・ネイバーフッド・ネットワークである[ 114] 。WNET は市の主要な公共放送局であり、全国の公共放送サービス (PBS)番組を供給する最大手局である。WNYC-AM /WNYC-FM は、1997年まで市が所有していた公共ラジオ局 で、現在はニューヨーク・パブリック・ラジオ (非営利組織 )が所有しており、アメリカ合衆国で最大のリスナーを有する公共ラジオである[ 115] 。ニューヨーク市は、公共放送サービスである「nyctv 」を運営しており、市内の音楽や文化を取り上げたいくつかのショーがエミー賞 を受章している。
訛り
ニューヨーク地域には「ニューヨーク・ダイアレクト」、あるいは「ブルックリニーズ」、「ニューヨーキーズ」と呼ばれる話し方の特徴がある。アメリカ英語 の中でももっともはっきりした特徴がある訛りであると考えられている[ 116] 。この訛りの原型は、中産階級から労働者階級のヨーロッパ系アメリカ人の発音がもとになっており、ここ数十年の非ヨーロッパ系移民の流入によって変化がもたらされた[ 117] 。
伝統的なニューヨークの訛りは、音節末尾や子音の前の/r/(国際発音記号 (IPA)で[ɹ])を発音しない。その結果、"New York" は "New Yawk" のように発音する[ 117] 。"park" はIPAで[pɔːk]、"butter" は[bʌɾə]、"here" は[hiə]となる。もうひとつの特徴はロー・バック・チェーン・シフトと呼ばれるもので、"talk"、"law"、"cross"、"coffee"などの母音[ɔ]を、またしばしば"core"、"more"の[ɔr]も緊張させて、一般アメリカ語よりも高く発音する。
もっとも古風で極端なニューヨーク訛りでは、"girl" のような単語や "oil" のような単語の母音がいずれも二重母音の[ɜɪ]となる。このため、ほかの話し手からは、"girl" が "goil"と、逆に "oil" が "erl" と発音されているように聞こえやすい。これがもとで、ニューヨーカーは "Jersey" を "Joizey" と、"33rd St." を "Toidy-Toid Street" と、"toilet" を "terlet" と発音しているように戯画化して描かれることが多い[ 117] 。1970年代のシチュエーション・コメディ 「オール・イン・ザ・ファミリー」のキャラクター、アーチー・バンカーはそのようなしゃべり方をする典型的な人物である。もっとも、そうした話し方は現在ではあまり一般的とはいえない[ 117] 。
スポーツ
アメリカンフットボール
ニューヨーク・ジャイアンツ (NFC 東地区 )とニューヨーク・ジェッツ (AFC 東地区 )がNFL に加盟している。ただし、両チームとも、ニュージャージー州 イーストラザフォード にあるメドウランズ・スタジアム を本拠地としている。MLB のニューヨーク・メッツ ファンはジェッツを応援する傾向にある。これは、1963年にそれまでのタイタンズから、メッツに呼応して韻を踏んだジェッツへ改称したことに始まるものである(1968年にはNBA のニューヨーク・ネッツ(現・ブルックリン・ネッツ )が続く)。球団間での提携も進んでおり、ジェッツのドラフト 1位指名選手がデビュー前にメッツ戦で始球式を行うことが恒例化している。2020年にはXFL のガーディアンズが本拠地を置いた。
野球
ニューヨーク・ヤンキース (AL 東地区 )とニューヨーク・メッツ (NL 東地区 )がMLB に加盟している。ニューヨークは「ベースボール の街」と呼ばれるほど野球人気が高い都市で[ 118] 、1903年から1957年まで3球団がニューヨークに本拠地を置いていた。1921年から1956年にかけて、ヤンキース対ニューヨーク・ジャイアンツ(現・サンフランシスコ・ジャイアンツ 、NL)もしくはブルックリン・ドジャース(現・ロサンゼルス・ドジャース 、NL)のニューヨーク対決となるワールドシリーズ が13回もあり、サブウェイ・シリーズ と呼ばれた。1957年シーズンを最後にジャイアンツとドジャースが西海岸 へ移転し、1962年にメッツが創設された。サブウェイ・シリーズはインターリーグ (交流戦)が実施された1997年以降、レギュラーシーズン中のヤンキース対メッツ戦を指すようになったが、2000年のワールドシリーズ がニューヨーク対決となり、本来の意味のサブウェイ・シリーズは14回となった。マイナーリーグ のチームとしては、スタテンアイランド・ヤンキース とブルックリン・サイクロンズ がある。
MLB球団で最多となるワールドシリーズ優勝回数27回という輝かしい歴史を持つヤンキースはMLBでもトップクラスの人気球団であり、同地区のボストン・レッドソックス とは激しいライバル関係にある。一般にヤンキースよりも庶民派のファンが多いとされるメッツであるが[ 119] 、伝統・人気・成績は名門球団ヤンキースに比べると見劣りし、地元メディアでの扱いも常にヤンキースの影に隠れた形である。本拠地の平均入場料金はヤンキース(ヤンキースタジアム )がMLBで断トツの73ドルなのに対し、メッツ(シティ・フィールド )は37ドル(全体4位)である[ 119] 。ヤンキースには及ばないものの、MLB全体ではメッツの人気も平均以上であり、2009年 の調査によれば、MLB30球団の人気ランキングではヤンキースが1位、メッツが11位となっている[ 120] 。
バスケットボール
ニューヨーク・ニックス とブルックリン・ネッツ がNBA に、ニューヨーク・リバティ がWNBA にそれぞれ加盟している。リバティは当初ニックスと同じマディソン・スクエア・ガーデン をホームアリーナとしていたが、2019年にネッツとともにアリババグループ に買収され、ネッツと同じバークレイズ・センター へ変更した。アメリカ国内初の大学レベルのバスケットボール選手権大会であるナショナル・インビテーション・トーナメントは、1938年にニューヨークで開かれ、現在も市で行われている[ 121] 。ハーレム のラッカー・パーク は、夏季リーグで多くのプロアスリートたちがプレーするバスケットコートである。
アイスホッケー
ニューヨーク・レンジャース 、ニューヨーク・アイランダース がNHL に加盟している。ただし、アイランダーズはロングアイランド のナッソー郡 エルモントにあるUBSアリーナ を本拠地としている。ニュージャージー州ニューアーク にあるプルデンシャル・センター を本拠地とするニュージャージー・デビルス もニューヨーク都市圏のチームとみなされ、北米4大プロスポーツリーグで唯一3チームを擁する都市圏となっている。
サッカー
1996年 より開始されたプロサッカー リーグであるメジャーリーグサッカー (MLS)には[ 122] 、ニューヨーク・レッドブルズ とニューヨーク・シティFC が加盟している[ 123] 。レッドブルズは、ニュージャージー州 ハリソン にあるレッドブル・アリーナ をホームスタジアムとしている[ 124] 。シティはヤンキー・スタジアム を、サッカー専用スタジアム建設までの"仮ホームスタジアム"として利用している。なお、シティはシティ・フットボール・グループ の一員でもある。さらに2019年 より開始されたナショナル・インデペンデント・サッカー・アソシエーション (英語版 ) には、ニューヨーク・コスモス が所属している。
クリケット
2023年 より開始されたプロクリケット リーグのメジャーリーグクリケット (MLC)にはMIニューヨーク が所属している。ホームスタジアムはブルックリン区 のマリン・パークに計画中である[ 125] 。2024年 にはトゥエンティ20 形式のクリケット・ワールドカップ がニューヨークで開催される予定であり[ 126] 、ニューヨーク市郊外のナッソー郡に34,000人収容のクリケット専用スタジアムが建設されることで合意した[ 127] 。クリケットは1709年の英領アメリカ 時代から言及が始まり、300年以上の歴史がある[ 128] 。南北戦争以前はアメリカで最も人気のあるスポーツであり、ニューヨークでは史上初のクリケットの国際試合として、アメリカ対カナダの試合が1844年に行われた[ 128] [ 129] 。
クイーンズ区で行われるテニス全米オープン は、グランドスラム・テニストーナメント の4番目にして最後のイベントである
テニス
クイーンズではグランドスラム のひとつ、全米オープン が行われる。
プロレスリング
1925年 より、マディソン・スクエア・ガーデンを中心に、WWE がプロレスリング の興行を開催している。
ニューヨークシティマラソン は、世界最大のマラソン大会である
マラソン
ニューヨークシティマラソン は世界最大のマラソン大会であり、2007年には完走者3万8,557人を数えたのを始めとして、2004年から2008年までのレースの完走者数は世界の史上記録1位から5位までを占めている[ 130] 。
その他の競技
これらのスポーツ以外にも、ニューヨークではさまざまな大会が行われている。IAAFダイヤモンドリーグ を構成するアディダスグランプリ はニューヨークで行われる。ミルローズ・ゲームズ (英語版 ) は、毎年行われるトラックとフィールド競技の大会で、その有名なイベントはワナメーカー・マイルである。2024年9月には女子選手のみのトラックとフィールド競技の大会であるアスロス (英語版 ) が開催された。ボクシングもさかんで、毎年、マディソン・スクエア・ガーデンでアマチュア・ボクシング・ゴールデン・グラブズが開かれる。ニューヨークの移民コミュニティと結びついたスポーツも多い。
スティックボール は、野球のストリート版であるが、1930年代にイタリア系、ドイツ系、アイルランド系の労働者階級の若者の間で流行した。スティックボールは今でもよく遊ばれており、ブロンクスのひとつの通りはスティックボール通りと改名された。ストリート・ホッケー、フットボール、サッカーもニューヨークの街中で遊ばれているのをよく見かけることができる。ニューヨークは、老若男女、多くの人がストリートスポーツを楽しんでいることから、「世界最大の都会の遊び場」とも呼ばれている[ 131] 。
1984年 には、第7回夏季パラリンピック が、ニューヨークとイギリス のストーク・マンデヴィル で開催された。
経済
ウォール街 にあるニューヨーク証券取引所 。世界最大の証券取引所 である。
2022年 のニューヨーク都市圏の総生産は2兆1,600億ドルであり、都市圏の経済規模としては世界最大である[ 132]
世界の商業・ビジネスの一大中心地であり、多国籍企業 の本社数や資本市場の規模などビジネス分野の総合ランキングでは、世界一の都市と評価された[ 7] 。2022年 時点の調査では、世界1位の金融センター である[ 8] 。アメリカの不動産、メディア、芸術などの中心地でもある。
ニューヨーク都市圏の2005年における購買力平価 のGMP(都市圏総生産)は、およそ1兆1,300億ドルであり[ 133] [ 134] 、アメリカ最大の地域経済であるとともに、ITウィーク 誌によれば、世界第2位の都市経済である[ 135] 。Cinco Dias誌によれば、ニューヨークは2008年末の時点で世界の金融の40%をコントロールしているとされ、世界最大の金融中心地とされている[ 136] [ 137] [ 138] 。
フォーチュン・グローバル500 によると、グローバル大企業の本社数が世界で東京 、北京 、パリ に次ぐ4番目に多い都市である[ 139] 。ニューヨークは、外国企業の多さでもアメリカの都市の中で群を抜いている。民間部門の仕事のうち約1割が、外国企業のものである[ 140] 。
アメリカ国内はもとより世界的にも最高級の地価を記録している。パーク・アベニュー 450番地は、2007年7月2日に5億1,000ドル(1m2 あたり約1万7,104ドル)で取引され、前月にマディソン・アベニュー 660番地が1m2 あたり約1万5,887ドルで取引された記録を塗り替えた[ 141] 。
日本で1980年末に起きたバブル景気 により、三菱地所 が1989年にロックフェラー・センター を融資による巨額資金で買収したことがセンセーショナルに報じられ、日航開発 がエセックスハウス を買収、ロイヤルホテル が54階建ての超高層ホテルを開業させる(現在のThe London NYC)など、不動産分野でジャパン・マネーが大量に流入し、高級志向の日系ホテルが相次いで開業することになった。しかし、バブル崩壊 の煽りを受けてこれらは売却されている。現在マンハッタンでの日系ホテルは、グランド・セントラル駅 に面したパーク街に所在する「The Kitano/キタノ・ニューヨーク (北野建設 が運営)」のみである。
マンハッタンには、2001年の時点で約3,286万m2 のオフィス・スペースがある[ 142] 。
その中でもミッドタウン はアメリカ最大のビジネス地区であり、高層ビルが集中している。ロウアー・マンハッタン は国内3位のビジネス地区であり、ウォール街 のニューヨーク証券取引所 と、NASDAQ がある。両取引所は、1日の取引量と市場全体の資本から見てそれぞれ世界1位・2位の証券取引所である[ 143] 。金融業は、市内の給与所得のうち35%を占めている[ 144] 。不動産業も市の中心産業のひとつであり、2006年現在、ニューヨーク市内の不動産全体の時価総額は8,024億ドルに上った[ 145] 。タイム・ワーナー・センター は、2006年現在で11億ドルという市内最高の時価である[ 145] 。
ニューヨークのテレビ・映画産業 は、ハリウッド に次いで国内第2の規模である[ 146] 。ニューメディア 、広告、ファッション、デザイン、建築といったクリエイティブな産業が市の雇用の上で占める割合は増加しつつあり、ニューヨークはこうした産業の中で強い競争力を発揮している[ 147] 。いくつもの通信用海底ケーブル のターミナルとしての地位を生かして、バイオテクノロジー 、ソフトウェア開発 、ゲームデザイン 、インターネット・サービスといったハイテク産業もまた成長しつつある[ 148] 。そのほか、医薬研究・技術、非営利団体、大学も雇用を擁する重要な部門である。
製造業の雇用シェアも大きいが、減少傾向にある。被服、科学、金属製品、加工食品、家具などが主要産品である[ 149] 。製造業の中では加工食品がもっとも安定した主要業種である[ 150] 。食品産業 の規模は50億ドルで、1万9,000人以上の市民が雇用されている。中でもチョコレートの輸出額は毎年2億3,400万ドルに達している[ 150] 。
政府機関
マンハッタン自治体ビル 。1898年のニューヨーク市合併以降、市庁舎スペースの需要をまかなうために建てられた40階建ての庁舎である。
1898年に合併して以来、ニューヨークは「強い」市長・議会制をとっている。ニューヨーク市政府 の権限は、ほかの多くのアメリカの都市よりも集中している。中央政府は、公教育、矯正施設、図書館、治安、厚生施設、公衆衛生、水道、福祉サービスなどについての権限を有する。市長 と市議会 議員は、4年の任期で選挙される。市議会は一院制で、各選挙区から選ばれる51人の議員からなる[ 151] 。市長および市議会議員の任期は連続3期までに制限されているが、4年空ければ再選が可能となる。
現在の市長は、民主党 のビル・デブラシオ である。2002 - 2013年の任期は元民主党、その後共和党 (2001年 - 2008年)、そして在職時は無所属 のマイケル・ブルームバーグ が務めた。彼は、共和党 およびニューヨーク独立党の支持を受けて、民主党 およびワーキング・ファミリー党に推された対抗馬と争い、2001年(得票率50.3%対47.9%)、2005年(58.4%対39%)、2009年(50.6%対46%)と三選された[ 152] 。同市長は、市の教育システムの権限を州から移管させたことや、都市計画と経済振興、財政の健全化、強力な公衆衛生政策などで有名である。2期目には、学校改革、貧困の削減、厳しい銃規制などを行政の中心課題に置いた[ 153] 。ボストン 市長のトーマス・メニーノ とともに、2006年、違法な銃器を街から一掃することにより公共の安全を図るという目標を掲げて、「違法な銃器と戦う市長連合」という組織を結成した[ 154] 。一方、公職者の多数派は民主党であり、2008年11月の時点で有権者の67%が民主党支持である[ 155] 。1924年以来、州レベルの選挙や大統領選挙では共和党は勝っていない。選挙公約の中心的な論点は、住宅価格の引下げ、教育、経済振興などであり、労働政策が重要性を持っている。
ニューヨーク市庁舎 は、現役の市庁舎としてはアメリカ最古である
ニューヨークは、政治資金集めにとってアメリカ国内で最も重要な場所である。ZIPコード 別に見た場合、政治献金額トップ5のうち4地区がマンハッタンにある。第1位の「10021」はアッパー・イースト・サイド にあり、2004年の大統領選ではジョージ・W・ブッシュ とジョン・ケリー の両候補にとって最大の資金源であった[ 156] 。市と連邦政府・州政府との間の資金関係には大きな不均衡がある。市が連邦政府に支払う税1ドルに対し、市が連邦政府から受け取るサービスは83セントにすぎない(年間の市の支払超過額は114億ドルである)。また、州政府に対する支払超過額は110億ドルである[ 157] 。
各行政区は、ニューヨーク州高位裁判所の置かれる司法区と一致する。そのほかの州裁判所 や市裁判所も置かれている。マンハッタンには、ニューヨーク州高位裁判所控訴部第1部が置かれ、ブルックリンには同第2部が置かれている。市庁舎近くには、合衆国ニューヨーク南地区地方裁判所、合衆国第2巡回区控訴裁判所、国際通商裁判所といった連邦裁判所 も置かれている。ブルックリンには合衆国ニューヨーク東地区地方裁判所が置かれている。
治安
1928年から2021年までのニューヨーク市の殺人既遂認知件数の推移
1820年代の「40人の盗賊」や「ローチ・ガーズ」といったストリートギャング の跋扈以来、ニューヨークは組織犯罪 の舞台として見られてきた。20世紀には、五大ファミリー の牛耳るアメリカン・マフィアが台頭した。ブラック・スペーズ などのストリートギャングも20世紀後半に伸張した[ 158] 。また、警察も十分に機能を果たしていなかったため、1969年から1995年の間は殺人事件が1,000件から2,000件も発生するようになっていた。
2005年以来、長年に渡りニューヨークの犯罪発生率はアメリカの25大都市の中で最低を守っていた。1980年代から1990年代初頭にかけての犯罪抑止政策により、多くの地域を吹き荒れたクラックブーム の時代と比べ安全になった。2002年までに、ニューヨーク市は人口10万人超のアメリカ216都市の中で、全犯罪の発生率が197位となっている。凶悪犯罪は1993年から2005年までの間に75%減少し、その間、国全体では増加傾向にあったのに対し、減少を続けていた[ 159] 。
殺人既遂事件の認知件数は、1928年 以降最も高かった1990年 の2,245件に比べて、2005年 は539件と4分の1以下となり[ 160] 、2007年 には500件を切り[ 161] 、2013年 には335件となり、400件未満となった[ 162] 。そして、2017年は292件と72年ぶりに300件未満となり、2018年 には290件とさらに減少し、第2次世界大戦 が終結した1945年 以降、史上最低の認知件数を記録する[ 163] 。しかし、後述のように2019年以降は、新型コロナウイルス感染症流行による影響 も受けた形で増加しており、2021年は488件であった[ 163] [ 164] [ 165] 。
警察官が被疑者に対して発砲する件数も減っており、2010年は1971年の統計開始以来最低となる93件で、初めての2桁台となった[ 166] 。過去最高が1972年の994件で、2010年はそれのおよそ10分の1である。さらに、それ以降は2012年の105件の増加を除き減少しており、2015年は2010年より25件低い67件となり、1971年以後最低件数であった[ 167] 。また警察官に撃たれて死亡また負傷する者の数も2010年時点では過去最低となり、警察官に銃撃で制圧された者の数は33人であった。そして、それ以降は2012年までは45件と増加したが2013年以降は減少し、2015年は2010年と同じ33人となった[ 168] 。警察官1000人あたりの致死性射撃(Fatal Shooting。被疑者に対する執行実包の危害射撃)の割合も2002年が0.34だったのに対し、2010年は0.24となっている[ 166] 。 これは警察官が射撃を必要とする状況自体が減ったと考えられ、ケリー・ニューヨーク市警察委員長(Police Commissioner、日本の公安委員長に相当)は「警察官の増員と装填弾数の増加にもかかわらず致死性執行件数が減ったのは、警察官の訓練と抑止力が治安向上に貢献したからだ」と述べている[ 169] 。
社会学者や犯罪学者の間では、なぜニューヨークの犯罪発生率がこれほど劇的に減少したのかについて、意見の一致は見られていない。CompStat や割れ窓理論 といったニューヨーク市警察 のとった新しい戦術の功績であるとする者もいる一方、クラックブームの終焉や人口の変動によるものだとする者もいる[ 170] 。
しかし、2020年 ジョージ・フロイドの死 後のブラック・ライヴズ・マター による抗議活動を受けて当時市長であったビル・デブラシオ が警察予算の削減を発表[ 171] 。更に、同年3月に刑務所内のCOVID-19 感染対策で1500人以上の受刑者を釈放させている[ 165] 。COVID-19 による失業者急増などもともない治安が再び急激な悪化を見せ、銃撃事件は1995年と同水準まで急増し、殺人も前年の134%増加という統計が出た[ 172] 。
人種差別 的な犯罪も後を絶たず、2022年2月9日には国連韓国政府代表部の外交官がマンハッタンでタクシー を待っていたところ、身元不明の男から暴行を受けたほか、同月13日にもマンハッタンで30代の韓国系女性が、自宅まで後を追ってきたホームレスの男に殺害される事件が発生した。韓国の総領事は、ニューヨーク市関係者と面会し、アジア系を狙った犯罪増加に対する同胞社会の懸念と対応に努力するように伝えた[ 173] 。
教育
ニューヨーク大学(NYU)
ニューヨーク市の公立学校システムは、ニューヨーク市教育局 によって運営されており、アメリカ最大である。約110万人の生徒が、1,200超の小学校・中学校で教育を受けている[ 174] 。そのほか、宗教系・非宗教系あわせておよそ900の私立学校がある[ 175] 。ニューヨークが大学都市だというイメージはあまりないが、実は約59万4,000人の大学生がおり、これはアメリカで最大である[ 176] 。2005年現在、マンハッタンの住民の5人に3人はカレッジの卒業生であり、4人に1人はより高い学位を持っており、アメリカの都市の中でも高学歴の人が集まった都市のひとつである[ 177] 。コロンビア大学 、ニューヨーク大学 、クーパー・ユニオン 、ニュースクール大学 、セント・ジョーンズ大学 、イェシーバー大学 、フォーダム大学 、ジュリアード音学院 、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ など、宗教系、専門系など含め多くの名門私立大学がある。また、公的な中等後教育の機関としては、アメリカ国内第3位の規模を持つ公立大学であるニューヨーク市立大学 、ニューヨーク州立大学 がある。ファッションの中心に相応しく、ファッション・アートの専門教育機関であるニューヨーク州立ファッション工科大学 がある。
コロンビア大学(CU)
医学・生命科学の分野での研究も盛んである。ニューヨーク市内で年間に授与される学士より上の生命科学の学位はアメリカ国内最大であり、医師免許を有するのは4万人、この地の医療機関から生まれたノーベル賞受賞者は127人いる[ 178] 。アメリカ国立衛生研究所 から受ける研究資金額では、アメリカの都市中第2位である[ 179] 。おもな生物医学研究機関としては、メモリアル・スローン・ケタリング癌センター 、ロックフェラー大学 、SUNYダウンステート・メディカル・センター 、アルバート・アインシュタイン医科大学 、マウントサイナイ医科大学 、ウィール・コーネル・メディカル・カレッジ などがある。
ニューヨーク公共図書館 は、アメリカ国内で最大の蔵書数の公共図書館であり、マンハッタン、ブロンクス、スタテンアイランドにサービスを提供している[ 180] 。クイーンズには、クイーンズ行政区公共図書館 があり、これは国内第2の公共図書館である。ブルックリンにはブルックリン公共図書館 (EN )がある[ 180] 。ニューヨーク公共図書館の組織内には、黒人文化研究アーサー・ションバーグ・センターなど、いくつかの研究図書館がある。
交通
グランド・セントラル駅 。同じくニューヨークのペンシルベニア駅 とともに、全米でもっとも繁忙な駅である。
ニューヨークでは公共交通機関 がきわめて発達しており、それがアメリカのほかの大都市と異なる点である。2005年の数字では、市民の54.6%が公共交通機関を用いて通勤・通学している[ 181] 。アメリカ国内全体の公共交通機関利用者の約3分の1、そして鉄道利用者の約3分の2が、ニューヨークおよびその近郊に住むとされる[ 182] [ 183] 。ほかの地域では約90%が通勤に自動車を利用しているのとは対照的である[ 184] 。アメリカ合衆国国勢調査局によれば、ニューヨーク市民が通勤にかけている時間は日平均38.4分であり、大都市の中では最長である[ 185] 。
鉄道
ニューヨークにはアムトラック が通っており、ペンシルベニア駅 を発着する。アムトラックの北東回廊 を介して、ボストン 、フィラデルフィア 、ワシントンD.C. などと結ばれているほか、シカゴ 、ニューオーリンズ 、マイアミ 、トロント 、モントリオール などとも長距離鉄道でつながっている。
ニューヨーク市地下鉄 R160形
ニューヨーク市地下鉄 は、営業駅数468であり、その数からすると世界最大の地下鉄 網である。年間乗客数(2006年で延べ15億人)でいえば世界3位である[ 182] 。ロンドン地下鉄 、パリのメトロ 、モントリオール地下鉄 、ワシントンメトロ 、マドリード地下鉄 、東京地下鉄 など、ほとんどの都市で夜間閉鎖されるのに対し、ほぼ全線で1日24時間営業していることも大きな特徴である。
市とそれを取り巻くトリステート・リージョン(ニュージャージー州 、ニューヨーク州 、コネチカット州 の都市域)は鉄道によって結ばれており、ロングアイランド鉄道 、メトロノース鉄道 、ニュージャージー・トランジット が走っている。これらの鉄道網は、グランド・セントラル駅 とペンシルベニア駅 に集中しており、250以上の駅と20以上の路線がある[ 182] [ 186] 。
そのほか,スタテンアイランドを走るスタテンアイランド鉄道 、ニューヨーク市地下鉄とニュージャージー州北西部とを結ぶパストレイン がある。
バス
ニューヨーク市都市交通局 (MTA)のバスは、5つの行政区すべてを走っている。バス停の数は1万2,507か所である。2008年の1年間で延べ7億4,700万人が利用しており、利用者数ではロサンゼルス、シカゴなど2位以下を大きく超えている[ 187] 。
ポート・オーソリティ・ターミナル には、1日に7,000本のバスが発着し、1日に20万人の通勤客が利用している。世界でもっとも繁忙なバス・ステーションである[ 188] 。
空路
ジョン・F・ケネディ国際空港 のTWA ホテル
ニューヨークは、国際旅客にとってアメリカへの最大の玄関口である[ 189] 。ニューヨークへのアクセスには、ジョン・F・ケネディ国際空港 (クイーンズ区)、ニューアーク・リバティー国際空港 (ニュージャージー州)、ラガーディア空港 (クイーンズ区)の3つの大空港がある。
特にジョン・F・ケネディ空港は、全世界の空の便の拠点となっている。また、4つ目の空港として、ニューヨーク州ニューバーグ 近郊のスチュワート国際空港 が、上記3空港を管理するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社 に吸収され、増大する旅客に対応するための緩和空港として拡張整備される計画がある。2005年、約1億人の旅客が3空港を利用しており、ニューヨーク市の上空はアメリカ国内でもっとも混み合った空路となっている[ 190] 。2004年において、ジョン・F・ケネディとニューアークから国外に出発する旅客は、アメリカを発つ旅客のうち約4分の1を占める[ 191] 。
その他
ニューヨークでは、公共交通機関の利用者が多いこと、自転車利用者が多いこと(1日12万人[ 192] )、徒歩通勤者も多いことから、アメリカ国内の主要都市中でもっともエネルギー効率の高い都市となっている[ 55] 。市内の移動方法の中で、徒歩と自転車は21%を占め、全国の都市圏での割合8%と比べると相当高い[ 193] 。
公共交通機関網を補完するように、ニューヨークには高速道路 、公園道路 (パークウェイ)が広がっており、ニュージャージー州 北部、ニューヨーク州ウエストチェスター郡 、ロングアイランド 、コネチカット州 南西部と市内を結んでいる。これらの道路は郊外からの通勤道路として何百万人にも利用されており、特にラッシュ時 には毎日のように交通渋滞 が起こり、何時間も立ち往生することもまれではない。ジョージ・ワシントン・ブリッジ は、世界でも自動車の通行でもっとも混雑する橋のひとつだとされている[ 194] 。
1811年委員会計画 による街路のグリッド化が、市の町並みとその発展に大きな影響を与えた。多数のストリートとアヴェニューの中でも、ブロードウェイ 、ウォール街 、マディソン街 などは、アメリカにおいて、それぞれ自国の劇場、金融、広告産業を指す言葉としても使われている。
イエローキャブ
そのほか、ニューヨークの交通網を支える足には次のようなものがある。
人口動態
ニューヨークの人種分布の地図、2010年米国国勢調査。 各ドットには25人がいます:'白人 、黒人 、アジア人 、ヒスパニック人 、またはその他(黄色)
ニューヨーク市の人口はアメリカ最大であり、2010年の国勢調査では8,175,133人(1980年国勢調査時から約110万人増)となっている[ 4] 。これはニューヨーク州の人口の約42.2%にあたる。ここ30年、市の人口は増加傾向にあり、人口学者は市の人口は2030年までに920から950万人に達するであろうと推計している[ 198] 。
ニューヨークの人口で特徴的なのが、人口密度 の高さと、文化的な多様性である。市の人口密度は1km2 あたり1万194人であり、人口10万人以上の自治体の中ではもっとも高い[ 199] 。マンハッタンの人口密度は1km2 あたり2万5,846人であり、アメリカの郡の中で1位である[ 200] [ 201] 。
人口の多様性も著しい。歴史を通じて、ニューヨークは移民 が流入してくる玄関口であった。「人種のるつぼ (melting pot)」という言葉は、最初、ロウアー・イースト・サイド の人口密度の高い移民地区を指す新語として作られた。現在、市人口の36.7%が外国生まれであり、3.9%はプエルトリコ 、米国の諸島生まれ、またはアメリカ人の親を持って外国で生まれた者である[ 202] 。これより外国人人口の比率が高いのは、ロサンゼルス とマイアミ だけである[ 201] 。両都市の場合は、いくつかの国籍によってほとんどが占められているが、ニューヨークの場合は、支配的な国籍や出身地は特にない。現代の移民の出身地で多いのは、ドミニカ共和国 、中国 、ジャマイカ 、ガイアナ 、メキシコ 、エクアドル 、ハイチ 、トリニダード・トバゴ 、コロンビア 、ロシア である[ 203] 。市内ではおよそ170の言語が話されている[ 12] 。21世紀の現代においてもなお、不法移民 に寛容的な施策をとる聖域都市 の代表例であり、統計に反映されない住民も多数存在する[ 204] 。
ニューヨーク都市圏は、イスラエル 外における最大のユダヤ人 コミュニティをなしている。テルアビブ 市域(都市圏ではなく、自治体の境界内)の人口も、ニューヨーク市域のユダヤ人口に及ばないため、ニューヨークは世界最大のユダヤ人コミュニティであるといえる。フィオレロ・ラガーディア市長や「ニューヨークのマスタービルダー」と呼ばれたロバート・モーゼス などニューヨークの著名人にユダヤ系は多く、ニューヨーク市民の約12%がユダヤ人またはユダヤ系 の子孫である[ 205] 。また、インド系アメリカ人の人口も大きく、アメリカ国内の約4分の1が集まっている[ 206] 。アフリカ系アメリカ人 のコミュニティもアメリカの都市の中で最大である。そのほか、ニューヨーク都市圏の中国系人口は、アジア外の都市圏で最大であり、2007年コミュニティ調査の時点で61万9,427人で、チャイナタウン も少なくとも6つを数える。
2005年推計で、5大民族集団は、プエルトリコ系 、イタリア系 、カリブ系 、ドミニカ 系、中国系 である[ 207] 。ニューヨークのプエルトリコ系人口は、プエルトリコ外で最大である[ 208] 。イタリア系は、20世紀初頭に大量に流入した。アイルランド系 は、第6位の民族集団であり、同じく重要な地位を占めている。ヨーロッパ系 のニューヨーク市民50人に1人には、Y染色体に、アイルランドの5世紀の王、九虜囚のニール にまでさかのぼる遺伝学的特徴を有している[ 209] 。
アメリカ合衆国統計局 が実施した2005年から2007年のアメリカコミュニティ調査の時点で、市人口の44.1%が白人(非ヒスパニックは35.1%)である。黒人ないしアフリカ系アメリカ人は市人口の25.2%(非ヒスパニックは23.7%)、ネイティブ・アメリカンは0.4%(非ヒスパニックは0.2%)、アジア系は11.6%(非ヒスパニックは11.5%)、太平洋諸島系は0.1%未満である。その他の人種は16.8%(非ヒスパニックは1.0%)、2つ以上の人種の混血は1.9%(非ヒスパニックは1.0%)である。ヒスパニック、ラテン系は市人口の27.4%である[ 210] [ 211] 。
所得格差は大きい。2005年現在、もっとも富裕な地域における世帯所得の中央値(メディアン)は18万8,697ドルであるのに対し、もっとも貧困な地域では9,320ドルである[ 212] 。高所得者層における給与の上昇と、中・低所得者層における給与の停滞によって、格差は広がりを見せている。2006年、マンハッタンの週平均賃金は1,453ドルで、アメリカ国内の郡としては最高で、成長率も高い[ 213] 。また、マンハッタンではアメリカ内で珍しいベビーブームを迎えている。2000年以来、マンハッタン内に住む5歳未満の子どもの数は32%以上増加している[ 214] 。
賃貸不動産の空室率(空地率)は3%から4.5%の間で、住宅景況の危険ラインとされる5%を十分下回っており、賃料規制政策の正当性を主張する根拠とされている。賃貸物件の約33%が、賃料規制の対象となっている。ニューヨークで住居を探すのは、特に手頃な値段で求めようとすると、かなり難しいことである[ 215] 。
都市圏人口
ニューヨークの都市圏、および広域都市圏を形成する各郡の人口は以下の通りである(2010年国勢調査)[ 4] 。
ニューヨーク・北ニュージャージー・ロングアイランド都市圏
郡
州
人口
ニューヨーク郡 (マンハッタン )
ニューヨーク州
1,585,873人
キングス郡 (ブルックリン区 )
2,504,700人
クイーンズ郡 (クイーンズ区 )
2,230,722人
ブロンクス郡 (ブロンクス区 )
1,385,108人
リッチモンド郡 (スタテンアイランド )
468,730人
サフォーク郡
1,493,350人
ナッソー郡
1,339,532人
ウエストチェスター郡
949,113人
バーゲン郡
ニュージャージー州
905,116人
ミドルセックス郡
809,858人
エセックス郡
783,969人
ハドソン郡
634,266人
モンマス郡
630,380人
オーシャン郡
576,567人
ユニオン郡
536,499人
パサイク郡
501,226人
モリス郡
492,276人
サマセット郡
323,444人
ロックランド郡
ニューヨーク州
311,687人
サセックス郡
ニュージャージー州
149,265人
ハンタードン郡
128,349人
パットナム郡
ニューヨーク州
99,710人
パイク郡
ペンシルベニア州
57,369人
合計
18,897,109人
ニューヨーク・ニューアーク・ブリッジポート広域都市圏
都市圏/小都市圏
郡
州
人口
ニューヨーク・北ニュージャージー・ロングアイランド都市圏
18,897,109人
ブリッジポート・スタンフォード・ノーウォーク都市圏
フェアフィールド郡
コネチカット州
916,829人
ニューヘイブン・ミルフォード都市圏
ニューヘイブン郡
862,477人
ポキプシー・ニューバーグ・ミドルタウン都市圏
オレンジ郡
ニューヨーク州
372,813人
ダッチェス郡
ニューヨーク州
297,488人
トレントン・ユーイング都市圏
マーサー郡
366,513人
トリントン小都市圏
リッチフィールド郡
コネチカット州
189,927人
キングストン都市圏
アルスター郡
ニューヨーク州
182,493人
合計
22,085,649人
市域人口推移
以下にニューヨーク市における1698年 から2010年 までの国勢調査における人口推移を表で、また1790年 から2010年 までの人口推移をグラフで示す[ 216] [ 217] [ 4] 。なお、1790年以降は10年ごとの国勢調査による数値であり、また、1900年以降は5つの行政区の合算である。
人口推移 年 人口 ±% 1698 4,937 — 1712 5,840 +18.3% 1723 7,248 +24.1% 1737 10,664 +47.1% 1746 11,717 +9.9% 1756 13,046 +11.3% 1771 21,863 +67.6% 1790 49,401 +126.0% 1800 79,216 +60.4% 1810 119,734 +51.1% 1820 152,056 +27.0% 1830 242,278 +59.3% 1840 391,114 +61.4% 1850 696,115 +78.0% 1860 1,174,779 +68.8% 1870 1,478,103 +25.8% 1880 1,911,698 +29.3% 1890 2,507,414 +31.2% 1900 3,437,202 +37.1% 1910 4,766,883 +38.7% 1920 5,620,048 +17.9% 1930 6,930,446 +23.3% 1940 7,454,995 +7.6% 1950 7,891,957 +5.9% 1960 7,781,984 −1.4% 1970 7,894,862 +1.5% 1980 7,071,639 −10.4% 1990 7,322,564 +3.5% 2000 8,008,288 +9.4% 2010 8,175,133 +2.1% 2012 8,336,697 +2.0%
姉妹都市
全米国際姉妹都市協会 (Sister Cities International)加盟都市。
ニューヨーク市には、公式の姉妹都市が10都市ある[ 218] 。
北京以外の都市は、ニューヨークと同様、各国でもっとも人口の多い都市である[ 219] 。他方、ヨハネスブルグ以外の都市は、事実上または法制上の首都 である点でニューヨークと異なる。
脚注
注釈
出典
^ アメリカの首都のコロンビア特別区(ワシントンD.C.)を除いた基本的な地域の順番は最初に州で、その次は郡であるが、ニューヨーク州は州の次に市にしても可能で市の次が区となっている。
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