2013年世界陸上競技選手権大会・女子三段跳(2013ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい・じょしさんだんとび)は、2013年世界陸上競技選手権大会の種目の一つ。2013年8月13日から8月15日にロシア・モスクワのルジニキ・スタジアムで行われた[1]。
前回覇者のオルハ・サラドゥハは、同じ記録を2度出して予選を1位で通過した。イリーナ・グメニュク(英語版)とカテリーン・イバルグエンは1回目の跳躍で決勝進出を決めた。サラドゥハの元チームメイトであったハンナ・クニャゼワ=ミネンコ(英語版)はイスラエル代表として出場、3位で予選を通過したが、1回目と2回目の試技をファールしてしまい、苦しい戦いであった。
決勝では、1回目の試技でサラドゥハとクニャゼワ=ミネンコが14m30を超える跳躍を見せた。2回目の試技が勝敗を決した。まず、ロシア代表のエカテリーナ・コネワが14m81をマークし、トップに躍り出た。その後2人の試技が終わってイバルグエンがコネワを4cm超える14m85をマークし、自身の持つ今季世界最高記録をも超えた。その後2人の試技が終わってサラドゥハが登場し、14m65に記録を伸ばした。イバルグエンは4回目の試技で14m83をマークしたが、コネワが5回目の試技で14m79と肉薄し、緊張感を持って試技を見ていた。最終的にはイバルグエンが世界選手権でコロンビアに初めての金メダルをもたらし、前回の大邱大会で自身と競歩選手のルイス・フェルナンド・ロペス(英語版)が獲得した銅メダルを超える成績を残した[2][3]。
競技日程
日
|
時
|
ラウンド
|
2013年8月13日 |
11:25 |
予選
|
2013年8月15日 |
19:40 |
決勝
|
時刻はモスクワ時間(UTC+4、JST-5)
結果
予選
決勝進出条件:14m30以上をマークする(Q)または記録上位12人に入ること[4]。
Q 順位による通過| q 記録による通過
決勝
19:40に競技が始まった[5]。
順位 |
選手 |
国籍 |
#1 |
#2 |
#3 |
#4 |
#5 |
#6 |
最終成績 |
備考
|
1 |
カテリーン・イバルグエン |
コロンビア |
x |
14.85 |
14.69 |
14.83 |
x |
x |
14.85 |
WL
|
2 |
エカテリーナ・コネワ |
ロシア |
14.29 |
14.81 |
14.59 |
14.33 |
14.79 |
12.18 |
14.81 |
|
3 |
オルハ・サラドゥハ |
ウクライナ |
14.42 |
14.65 |
14.33 |
14.51 |
14.60 |
14.49 |
14.65 |
|
04 4 |
キンベリー・ウィリアムズ |
ジャマイカ |
x |
13.98 |
14.17 |
14.62 |
x |
x |
14.62 |
PB
|
05 5 |
マーベル・ガイ |
キューバ |
14.28 |
14.38 |
13.83 |
14.45 |
14.29 |
x |
14.45 |
SB
|
06 6 |
ハンナ・クニャゼワ=ミネンコ |
イスラエル |
14.33 |
14.19 |
x |
x |
14.14 |
x |
14.33 |
|
07 7 |
アンナ・ピャティフ |
ロシア |
14.29 |
11.68 |
14.08 |
14.21 |
14.22 |
14.20 |
14.29 |
|
08 8 |
イリーナ・グメニュク |
ロシア |
x |
x |
14.15 |
x |
13.98 |
x |
14.15 |
|
09 9 |
スネジャナ・ロディッチ |
スロベニア |
13.75 |
x |
14.13 |
|
|
|
14.13 |
|
10 |
アンナ・ジャガシアク |
ポーランド |
13.65 |
13.95 |
13.65 |
|
|
|
13.95 |
|
11 |
ダナ・ベルダコワ |
スロバキア |
x |
13.84 |
13.60 |
|
|
|
13.84 |
|
12 |
アサナシア・ペラ |
ギリシャ |
x |
13.75 |
13.55 |
|
|
|
13.75 |
|
WR 世界記録 | AR エリア記録 | CR 選手権記録 | GR 大会記録 | NR 国家記録 | OR オリンピック記録 | PB 自己ベスト | SB シーズンベスト | WL 世界最高(当該シーズン中)
脚注
外部リンク