2013年世界陸上競技選手権大会・女子棒高跳(2013ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい・じょしぼうたかとび)は、2013年世界陸上競技選手権大会の種目の一つ。2013年8月11日に予選、8月13日に決勝がルジニキ・スタジアムで行なわれた[1]。
概況
11日の予選は4m55からスタートしたイシンバエワが1回でクリア、この高さで決勝進出の12名が決まった。2009年第12回大会優勝者のアンナ・ロゴフスカは4m45をクリアできずに予選敗退となった。
13日、決勝は、競技が進んで4m75に7人が挑んだがファビアナ・ムレルら3人がこの高さをクリアできず、勝負の行方はロンドンオリンピック金メダリストのジェニファー・サー、エレーナ・イシンバエワ、ヤリスレイ・シルバ、ジルケ・シュピーゲルブルクの4人に絞られた。4m75終了時点で、サーとシュピーゲルブルクが失敗なしで首位、イシンバエワとシルバが追っていた。4m82の1回目は4人全員が失敗。2回目にイシンバエワとサー、3回目にシルバが成功した。シュピーゲルブルクは4m75までいずれも1回でクリアしていたが、自己記録タイの4m82は跳べず4位が確定した[2]。
4m89はイシンバエワが1回でクリア、サーとシルバはこの高さを跳べずイシンバエワの優勝が決まった。イシンバエワはスタンドのエフゲニー・トロフィモフ (Yevgeny Trofimov) コーチの元へ駆って抱き合い、喜びを爆発させた[3]。この日スタジアムを訪れた40,000人の観客が競技中のイシンバエワに熱狂的な声援を送った[4]。役員席で競技を見守ったIAAF副会長のセルゲイ・ブブカも彼女の勝利に喜びを隠さず、観客は勝利したイシンバエワを祝福した[3]。この後、イシンバエワは自らの世界記録を更新すべく5m07に挑んだが成功しなかった。
記録
参加標準記録
日程
日
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開始時刻
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ラウンド
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2013年8月11日 |
19:10 |
予選
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2013年8月13日 |
19:35 |
決勝
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結果
略語
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NR |
国内記録
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PB |
自己記録
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SB |
シーズンベスト
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NM |
記録なし
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予選
通過条件: 4m60 (Q) もしくは 上位12名 (q) が 決勝進出
決勝
脚注
外部リンク